現地で絶賛!!「砂女」シビウ公演。

うずめ劇場は、世界3大演劇祭のひとつであるルーマニアの「シビウ国際演劇祭」に招聘され、今年2021年8月23日に無事「砂女」の上演を果たすことができました。これも、国内プレ公演から、クラウドファンディング等でご支援してくださった皆さんの応援があってこそです。本当にありがとうございました。

演劇祭のダイジェスト版映像が届きました。YOUTUBEでご覧ください。うずめ劇場は1分ちょっとのところで登場します!

シビウ国際演劇公演情報

2021年8月23日 17:30~、22:00~(いずれも現地時間)2回公演

会場:ゴングシアター

上演時には、舞台の両端に字幕モニターも設置していましたが、ほとんどのお客さんは字幕も見ずに、2時間の舞台を食い入るように観ていました。1回目のカーテンコールでは、在ルーマニア日本大使館の北川参事から花束の贈呈を頂き感激。楽屋も訪ねてくださり「途中で退席する人もなく、ルーマニアの観客はとても楽しんで観ていました」と嬉しい言葉も。


そして、2回目。夜の10時からお客さん来るのかな?と不安でしたが、蓋を開ければほぼ満席。1回目以上にお客さんが入っていました。終演後のカーテンコール、ブラボーのかけ声、スタンディングオベーション。どれも暖かく日本の演劇が国際的な舞台で受け入れられたのだという手ごたえを感じました。

今回は舞台装置を事前に現地に発注していたのですが、ふたを開けてみると、ずいぶん食い違いがありました。舞台装置自体が昔の日本家屋なのに加えて、演出上、家全体が前後に移動したり、ぐらぐら揺れたりする必要があり、そのために工夫していたところが、うまく伝わっていないこともあって、まずはそれを理解してもらうのが一苦労。現地スタッフと鼻をつきあわせてやりとりし(もちろんルーマニア語の通訳をとおして)、追加で資材や作業スタッフも調達してもらい、何とか本番に間に合わせることができました。形になったのは、本番の日の明け方です。理解を示してくれた劇場や、つきあってくれた劇場スタッフに心から感謝いたします。またルーマニア在住の日本人スタッフ谷口真由美さんには、ルーマニア語の通訳をはじめ、たくさんの問題解決に素早く適切に対処いただき本当に助けられました。ありがとうございました!

8/27にはシビウを発ち、翌日成田空港着。2週間の自宅待機期間も無事終えて、ようやくシビウの旅に幕を降ろすことができました。

今回は資金も厳しく、7月の国内プレ公演でクラウドファンディングを行いましたが、たくさんの方からご支援いただき100万円を超える支援をいただき、一部を海外公演の渡航費にも充てさせていただきました。本当にありがとうございました!