うずめの由来

うずめという名前は、演劇の母と謳われている世阿弥の書の中からつけられました。
あめのうずめのみこと(天鈿女命)という女神です。

うずめは、九州高千穂の暗く深い森に、猿の王と暮らしていました。天照大神(あまてらすおおみかみ)が岩戸の中に隠れ、世界が暗闇に包まれた時、神々は岩戸の前で姿をみせてくれるようにと祈りました。しかし、岩戸は開きません。そこへ、アメノウズメノミコトが現われ、一糸まとわぬ姿で我を忘れた官能的な踊りをしたところ、岩戸はすこしずつ開き世界は光を取り戻しました。うずめだけが暗闇と戦い、光を得る力を持っていたのです。
このうずめの力を授かりたく、うずめ劇場と名付けました。闇があるから光があり、愛すればこそ憎しみ、悲しみがあるから喜びを知る。相反するものは、一枚のコインの裏表。
私達は、人間の美しさと醜さを表現する演劇グループです。

Wikipediaに、アメノウズメノミコトの詳細が掲載されています
「神々を笑わせた」という(なお日本書紀には、そういう描写はない)、をこ(滑稽)な所作をするワザヲキ(俳優、隠された意味を指すワザを招く/ヲク者)即ち芸人、コメディアン、俳優の祖であり、白川静の『字訓』によれば、「神と笑ひゑらぐ」巫女の神格化である。(Wikipediaより抜粋)

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