エレベーターの鍵

第25回公演

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作: アゴタ・クリストフ
演出: ペーター・ゲスナー
上演日程: 2011年11月27日(金)~29日(日) 計4回
会場: レインボーコート参宮橋スタジオ(東京都)

cast: 松尾容子、藤沢友、荒牧大道

staff: 舞台美術/内山勉 照明/桜井真澄 音響/高木佳未

「日独交流150周年 2010/2011 」参加作品

提携:レインボーコート
後援:スイス大使館、駐日ハンガリー共和国大使館、ドイツ連邦共和国

本公演制作中(2011年7月)作者のアゴタ・クリストフが永眠されました。
心より、アゴタ・クリストフの業績を讃えます。

アゴタ・クリストフは、20代のときにハンガリー動乱が起こり、乳飲み子を抱えて、夫と共に命からがらスイスに亡命した。時計工場で働きながら生計を立てていたが、一緒に亡命した仲間は次々と自殺したり、拘束されると知りながら故郷にもどったようである。スイスのヌーシャテルはフランス語圏で、彼女はフランス語を敵性言語と呼びながら、小説や戯曲を執筆。「悪童日記」がベストセラーとなり作家として認められる。「悪童日記」は、双子の兄弟が主人公の物語であるが、アゴタと一つ年上の兄をモデルにしていると言われている。しかし、アゴタが故郷ハンガリーに戻り肉親に会うことはなかった。