赤目

第2回公演

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作:斎藤憐
演出:ペーター・ゲスナー
上演時期:1996年9月
会場:仲宿八幡宮(北九州市八幡東区)

北九州市の劇団”演劇作業室紅生姜”との共同製作。
仲宿八幡宮の境内を舞台に仕立てた初の屋外公演。
白戸三平の漫画「赤目」のシーンが劇中劇として登場し、テレビの普及による時代の変遷期の人間像を描いた作品で、作者の斎藤憐も北九州まで来て観劇し、ゲスナーの演出を称賛した。
劇中劇のシーンでは境内の古木を忍者が飛びまわり、またリヤカーの小舞台を使って場面転換をするなど、アイデア満載の演出に観客が湧いた。

― 演出家メッセージ ―

日本のアングラ劇(70年代の日本のアヴァンギャルド演劇です。
このテキストは、近代化と機械化によって孤立させられた人間について書かれています。
私は、この日本の社会的コンテキストを、東ドイツの革命の経験と比較し特に注目しました。
ペーター・ゲスナー 1996年
I featured the Japanese Angura(Japanese Avan gard theater in 70′s). This text describes the human  isolated by modernization and mechanization. I especially focused to compare this Japanese social context with the experience of the revolution in East Germany.

うずめアーカイブ その2「赤目」