アラムートの暗殺教団

うずめ劇場第33回公演


オンライン動画配信 リーディング公演

脚本・演出/松尾容子
監修/ペーター・ゲスナー
上演日程: 2020/6/2(火) 19:00~21:30

出演/桜井大造(野戦之月ほか)、久保恒雄(劇団黒テント)、
荒牧大道、藤澤友、後藤まなみ、長谷川亜弓、前田静里香
案内人・演奏・歌/松尾容子

編集・技術サポート・映像統括/牙新太郎、荒牧大道

参考文献
・陳舜臣(1997)『チンギス・ハーンの一族』朝日新聞社
・岩村忍(1964)『暗殺者教国』筑摩書房
・井上靖(1964)『蒼き狼』新潮文庫

 

13世紀、モンゴル帝国はチンギス・ハーンの孫の時代になり、さらに領土を広げていく。四代皇帝モンケの命を受け征西を続ける弟の親王フラグは、暗殺教団として名高いイスラム教シーア派の一派、ニザール派のアラムートをせん滅すべく兵を進め、1256年かの地に到達する。しかし、高い岩山の上に築かれた堅牢な城塞アラムートは、そうやすやすと陥とすことができない。そんな中、フラグを殺すべく送り込まれた暗殺者がつかまった。フラグは、その男と話してみたいと所望する。暗殺する者とされる者。2人の息詰まる対話が展開される。

世界最大の帝国を築いたモンゴル。征服者と抵抗者、それぞれの立場を対話を通じて浮き彫りにする。暗殺者役に「野戦之月」をはじめ、東アジアを中心にテント集団を率いて活躍する桜井大造、親王フラグにうずめ劇場の荒牧大道、またモンゴルの勇将キドブハに、韓国、中国等で活躍する劇団黒テントの久保恒雄を迎え、臨場感たっぷりにお届けするリーディング企画。

終演後、ゲストの桜井大造と久保恒雄に加え、うずめ劇場ドイツ人演出家のペーター・ゲスナー、藤澤友を交え、コロナ禍の中の東アジア、またアジアのこれからについて語り合うトークショーを行った。

<アフタートーク> 『コロナ後のアジアについて考える』

進行/松尾容子
トーク/桜井大造、久保恒雄、ペーター・ゲスナー、藤澤友